第三話 スキマ産業だモン!
積極的にロボにモーションをかけるガリガリ。
本人はさりげないつもりでも、どうやらロボにはバレバレのようです。
まるで脈がない上に迷惑がられているとも知らず我が道を突っ走るガリガリ。
はらをくくったロボは「逃げもかくれもしない」と言っていたけれど
一体どうするつもりなんでしょう。
今でも、じゅんこポンの顔をみるたびに口説きにくるロボ。
今夜はやけに大胆な発言です。
もうじゅんこポンのことは諦めたハズなのに
いまだに「新しい挨拶をかんがえてくれ」と言ってこないのは
やっぱりまだじゅんこポンのことが好きだから??
どうやらその様子を見ていたらしいガリガリ。
いつになく浮かない顔でこんなことを。
「アタイ思うんだー。しょせん男の子って顔しか見てないのよねー・・・」
「こうなったらスキマ産業でやっていくモン!」
ロボがまだじゅんこポンを好きだとわかった今、自分に勝ち目はないと判断したのでしょう。
ガリガリにしては賢明な判断です。
そしてこれからはニッチな分野(顔を判断材料に入れない男性)を開拓するつもりらしいです。
ガリガリ、アンタは甘いわよ。
じゅんこポンは顔が可愛いだけではなく
日頃からビアンカと仲良くして密かに「小悪魔テク」を教えてもらってるんです。
後にロボの家に行って話をしてみると
どうやらこれは、ロボの作戦だったと判明。
ガリガリはロボのことをアッサリあきらめ、めでたく大成功というわけです。
それにしても
「逃げもかくれもしねぇよ」
と言っていた割にはずいぶんと卑怯な手を使ったものです。
次の日、落ち込んでいるかもしれないガリガリをなぐさめに
ガリガリ家を訪ねました。
意外にもガリガリは嬉しそう。
「アタイ、サブリンちゃんから・・・」
え、ウチのダンナがどうかしたって?
「スズキをもらったことがあるの」
いつも寝たきりのサブリン、たまに徘徊してると思ったらガリガリにプレゼントなんかして・・・。
「アタイ、うれしすぎるよー!!」
そんなに喜んじゃって、あんたまさか・・・スキマ産業って、このこと?
ガリガリの分際で何ウチのダンナにチョッカイ出そうとしてんのよー(怒)
じゅんこポンは、感情が顔に出ないタイプですが(リアクションがまだ2コしかないので)内部的には怒り心頭です。
そーです、しょたい持ちなんです。
サブキャラ用に子供も2人作っちゃったし!
同じ村に住んでて、今まで気付かなかったんでしょうか。
人の事にはトコトン興味がないようです。
ガリガリよ、スキマ産業は結構だけど
お願いだからウチのサブリンを盗らないでね。